1936年、テニスを好んだジョルジュ・グリムメイセンは、クレーコートで履けるシューズ、「Spring Court(スプリングコート)」をデザインしました。こうしてテニスシューズが誕生し、当時コート上で履かれていたスニーカーに取って代わりました。ブランドは技術的な革新の域を超え、夢と混乱の世紀と共に、歴史を刻んできました。
スプリングコートは、スポーツが大衆に普及し解放された、素晴らしい時代のさなかに誕生しました。それ以前、スポーツはプロ選手や富裕層に限られていましたが、1936年の出来事が根本的なスポーツの概念を変えました。人々は初めて運動を楽しみ、体を動かすことの利点を発見し、アマチュアでもテニスコートの利用が可能になりました。40年以上もの間プロ選手に着用されて来ましたが、スプリングコートは何よりも「レジャー」スポーツの導入のきっかを象徴するブランドです。